ぷくぷく・リンさんの旭川滞在日記

リンさんの旭川滞在日記6

リンさんの旭川滞在日記6

     

旭川滞在1年が過ぎたリンさんは、ご主人(ピーターといいます)と2週間の夏休みを過ごしました。さてその感想は…

 この夏休みに、夫と釧路から留萌までの海岸線を中心に、車で旅をして来ました。車を走らせながら、窓の外の景色を眺め山の雄大さや海の広さは、この体でしか感じ取れないものだと知りました。車の旅行だからこそ、1日中たくさん素晴らしい景色を見る事ができました。あいにくこの間は良いお天気にならなくて、テントを張って野営する私達にとっては、少し大変でした。時には「熊出没」の標識を見たり噂を聞いたりすると、いっそう寝つきが悪くなり「野営なんかするのではなかった」と思った時もありました。
 北海道の人が一番誇りに思っているのは、大自然の豊かさだと、私は思います。しかし、人間の手によって自然が壊されつつあることを今回の旅で感じました。快適に移動するために、ほとんどの皆さんが車を利用しています。それで自治体や事業団体も素晴らしい道路を作ってくれました。でも、トンネル工事、崖崩れ防止の工事、ダム工事、そして海岸の工事があらゆる所で行われています。山奥の人影の無い所に「この工事は皆さんのガソリン税によるものです」の標識があちらこちらで見かけられました。ここでは「工事」をすることの正当性や必要性などについて言及しませんが、工事をすることによって、自然が削られ、さらにその事業ごみも山の裏に捨てられています。
 ところで、私達が目にしたのは、綺麗な道路と広々としたトンネル。また、山を見上げるとコンクリートとワイヤのお化粧。一方、海を眺めるとまず目に入るのは色々な形でできた波消しブロック。(もちろんコ
ンクリート製です。)山の裏はどうなっているかというと…私達は「関係者」ではないので「立ち入り禁止」です。
 夫と私はやはりこのような「風景」に馴染めず、北海道の自然が失われて行く一方だと痛感しました。そこで、北海道に、ニックネームを付けて「工事コーナー」と名づけます。(注:本当のコージー・コーナー
は東京のケーキ屋さんのことです。)