リンさんの旭川滞在日記9

読者の皆さんは、個人で車を売買したことがありますか?
最近、私達は、より「快適」に野宿ができるように(大自然の中で目が覚めるのが大好きなもんで)、中古のバンに買い替えて、今まで乗っていた車を売ることにしました。第三者を通さないで、自分で広告を出して買い手を募ろうと思いましたが、想像以上に難航しました。
台湾では、まだ車が贅沢品なので、車の寿命まで使い、事故などで修復不可能以外は買い替えはしません。「井の中の蛙」かもしれないけど、私は、旭川のように数え切れないほどの中古屋さんのある町を見たことはありませんでした。新車のような中古車が色々と店頭に並んでいるのを見て、それは、実に不思議な光景に思われました。オ-ストラリア人の夫の話によると、彼の国では、車を売りたい人が車に「売り値」を書いて置けば、買いたい人がやってくるそうです。その車で、買い物や町に出かけた場合、駐車場に止めている間でも人の目に付くというわけです。個人で、地元の車情報誌に広告を出したり、中古車フェアに参加したりするなど、方法は様々です。(残念ながら、旭川ではこのようなものは有りません)勿論、オ-ストラリアのような売買のやり方の中には、売る側が車の事についてウソをつく事があるので、買う方も、ある程度車に関する知識を持たなければならないそうです。
「そんなのは面倒くさいヨ!」と言う人は皆さんの中では多いと思います。忙しい日本人にはそこまでする暇がないのも想像できます。中古車業者さんに車を頼めば、後の事を関知しないで済み、買う人も中古車屋さんから買った方が安心に思われます。「他人に任せ、楽する」という現象は車だけではなく、また、日本だけとも限りません。生活が豊かになるにつれて、自分で行動する事がなくなってきた現代人にとって何かが失われつつあるのでは……と、私は、その事の方が不安に思います。









