リンさんの旭川滞在日記13

世界中にハンコを使う国が何ヶ国あるか友達と話していました。初めて日本に来た時、近所にあるハンコ屋さんに入ったことがあります。驚いたのは、既成のハンコがいっぱい並んでいて、同じ名字が刻まれたハンコが十何個もありました。でも、どうして名字だけ?しかも丸い?! 不思議でしようがなかった。私たちのハンコは、まず、名字と名前がすべてあって、形は四角いです。そして、店に行って注文してから作られるのです。材質は木から、アクリル、牛の角、石まで、形は四角だけど、文字の形は様々です。読めるもの、読めないものがあります。日本の皆さんのハンコが名字だけ彫ってあるのは名前が長過ぎて、入り切れないためだと勝手に結論をつけたんですが、私達は名字と名前を合わせて、多くても三文字で、四文字になることはめったにないです。私には、心配があります。日本では登録されている印鑑を大事にしまっていることは知っていますが、普段に使うハンコは入手しやすいので、本人の関知する以外の所で使われることはないのでしょうか。一方、台湾では、「印鑑登録」ということはありませんので、盗難防止には一人が何個も持ち、使い分けています。
最近郵便物を受け取るとき、サインだけで済むことが多くなりました。いつかハンコ無しの日々がやってくるかも知れない。便利なのは便利ですが、文化の名残りがまた一つなくなってしまうのでは……と、また、ひとり勝手に思ってしまいました。












